☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
|
|
層積雲【そうせきうん】
俗 称 くもり雲/かさばり雲
英 名 --
国際通用名 Stratocumulus (略号:Sc)
発生高度 |
2,000m以下(下層雲) |
構成粒子 |
|
わぴちゃん流
遭遇率 |
|
関連する
現象など |
※ときに弱い雨や雪 |
色あい |
白色〜暗い灰色/色ムラ・陰影が目立つ |
形 状 |
大きな雲塊がいくつも浮かぶ
雲塊の形は不規則でさまざま
模様や色ムラがかなり目立つ
※雲塊の視半径は5度以上
|
おもな
出現条件 |
早朝や夕方
晩秋以降、寒気の南下時
北東風時の太平洋側 など
|
|
|
|
低い空に出る雲です。その形は実に多種多様で、
10種雲形のどれにも分類できないものは、ほとんどがこの層積雲です。
「層」であり「積」でもある雲。積雲みたいだけどもくもく感がいまひとつ。
高層雲みたいだけどべたーっとした感じがしない・・・といった
つかみどころのない中途半端な形状をしています。
|
層積雲はいろいろな形をしており、
また白〜黒灰色まで色むらが激しいです。 |
|
1年中高頻度で見ることができます。層積雲から雨の降ることは少ないですが、
まれに尾流雲や降水雲を形成しています。
【写真1】とらえどころのない層積雲(2010年3月10日東京都港区)
|
層積雲のすき間から太陽がのぞくと、
光の筋が降り注ぐ「天使のはしご」になるのだ☆ |
|
【写真2】とても幻想的な天使のはしご(2007年3月3日・静岡県由比町)
【写真3】夕方の天使のはしご(2010年9月12日栃木県栃木市)
層積雲の波状雲は、雲のロールがいくつも並びます。
その姿は、あたかも、畑の畝(うね)のように見えるのでうね雲とも呼びます。
【写真4】畑のうねを連想させる「うね雲」(2009年11月19日千葉県野田市)
【写真5】北東気流に伴う層積雲群(2008年5月4日茨城県ひたちなか市)
あと、夏場、日中発生した積雲の形が崩れて、層積雲へと変身することがあります。
このような雲のことを夕暮れ層積雲と言います。
上の写真6は、もくもくと発達した積雲ですが、
日が暮れるとともに、積雲の雲組織がばらけて、
下の写真7のように崩れてしまいました。
このときの写真7を夕暮れ層積雲です。
時に、夕焼けでキレイに色づくこともあります。
【写真6】夕暮れ層積雲(2010年7月18日・長野県長野市)
|
夕方になって太陽のエネルギーが弱くなると、
積雲がそれ以上発達できなくなり、
やがて風に流されて夕暮れ層積雲と
なるのです。 |
|
|
2014年6月6日最終更新 |
|