トップページ雲と空のWeb図鑑大気光象かさ現象彩雲・光環朝夕の空薄明光線・影蜃気楼その他

intro&news
トップページへ
サイト概要
著作権・引用・リンク
プレスリリース

profile&works
わぴちゃん
ふわぴかちゃん
書籍執筆
講演会・観察会情報
調査・研究

sky & weather
雲と空のWeb図鑑
身近な気象写真図鑑
雲と空にまつわる小ネタ
お天気クイズ

plants & nature
草花の小ネタ
わぴちゃんちのお庭
植物分類学研究室
季節を運ぶ生き物たち

BBS & link
リンク集
リンク掲載について


☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★

氷晶(氷の結晶)が光を屈折・反射することでできる光の円弧
かさ現象とは?
かさ現象(halo)は、氷晶に太陽や月の光があたり、
光が屈折・反射した結果つくりだされる光の現象を総称したものです。
英名の
ハローまたはハロと呼ばれることもあります。

  巻層雲や巻雲が出ているときは、
季節に関係なく、観察のチャンスだよ!
厳冬期は、氷晶でできた積雲の縁や、
細氷発生時に観察できることもあるよ


【図1】太陽側の空に現れるハロの位置関係を示した図
※図は概略図です。精密な計算結果によるものではありません。


 氷晶のかたちや、浮かびかた、氷晶に当たった光がどういう経路をたどるのかなど、メカニズムによって、たくさんの種類が存在します。

多くのハロが、白っぽい光の円弧として観察されますが、種類によっては、虹のように鮮やかな色のグラデーションができるものもあります。

また、同じ種類のハロでも、太陽高度で、その円弧の形状や出現位置が変わってくるものもあります。

ハロの中には、太陽と反対側の空に出現するものもあります。

【図2】空全体におけるハロの位置関係を示した図
図は天頂(空のてっぺん)を中心にして魚眼レンズで写したイメージです。
概略図で、精密な計算結果によるものではありません。

かさ現象の種類一覧
次の表は、ハロの種類をまとめたものです。
名称は一般的な日本名と英名を併記してあります。
日本名は、書籍によって表記にばらつきがありますが、
比較的浸透していると思われるものを1つ選び、
それ以外のものは「俗称など」として扱いました。
なお、浸透している呼び名でも、直訳に近いカタカナ名は
俗称扱いにしたものもあります。

名前のリンクをクリックすると、それぞれの現象の解説ページに飛びます。
名称/
英語名
俗称など 備  考
内暈
22 halo
22度ハロ
日暈、
太陽が暈をかぶる
太陽を中心とした円。視半径約22度
破れがさ…断片的なもの
月暈
lunar halo
22度ハロ
月が暈をかぶる
月を中心とした円。視半径約22度
外暈
46 halo
46度ハロ 太陽を中心とした円。視半径約46度
幻日
parhelion
sun dogs
小日(こひ、こび)
偽りの太陽
太陽の左右、視半径約22度。虹模様の光塊
複数形:parhelia
幻月
paraselene
-- 月の左右、視半径約22度。虹模様の光塊
複数形:paraselenae
44度幻日※1
44 parhelia
-- 太陽の左右、視半径44度の位置にできる
上端接弧
upper tangent arc
上部タンジェントアーク 視半径約22度。
太陽の上方、内暈の上端に接する弧
下端接弧
lower tangent arc
下部タンジェントアーク 視半径約22度。
太陽の下方、内暈の下端に接する弧
外接ハロ
circumscribed halo
楕円環
外接環
上端接弧と下端接弧がつながった状態
天頂環
circumzenithal arc
環天頂アーク、
逆さ虹
環天頂弧、
天頂弧
太陽の上方、視半径約46度。
ふつう鮮やかな虹模様
カーンアーク※1
kern arc
-- 天頂を中心にした円。
水平環
circumhorizontal arc
水平弧
環水平アーク
太陽の下方、視半径約46度。
ふつう鮮やかな虹模様
幻日環
parhelic circle
-- 太陽、幻日、向日点を通り、空を1周する円
幻月環
paraselenic circle
-- 月、幻日、向日点を通り、空を1周する円
ブルースポット※1
bluespot
-- 幻日環の一部(向日点付近)が青く色づく
120度幻日
120 parhelia
120度光点 幻日環の軌道上、視半径約120度
夜間、幻月環の軌道上にできることも
向日
anthelion
反対幻日 向日点にできる白い点
上部ラテラルアークsupralateral arc 接線弧、
傍切弧
視半径約46度で、外暈の上部に接する位置に出現する。ふつう、鮮やかな虹模様
下部ラテラルアーク
infralateral arc
接線弧、
傍切弧
視半径約46度で、外暈の下部に接する位置に出現する。ふつう、鮮やかな虹模様
パリーアーク
parry arc
パリーの弧 弧の形状による細分(A):
(A-1)sunvex型(サンベックス型)、
(A-2)suncave型(サンケーブ型)
出現位置による細分(B):
(B-1)上部パリーアーク
(B-2)下部パリーアーク
ローウィッツアーク
lowitz arc
ローウィッツ弧、
内がさ傍切弧
弧の形状による細分:
(1)上部ローウィッツアーク(upper-)、
(2)中部ローウィッツアーク(middle-)、
(3)下部ローウィッツアーク(lower-)
太陽柱
sun pillar
サンピラー 太陽光が、上下に細長く伸びた状態
月柱
moon pillar
月光柱、
ムーンピラー
月光が、上下に細長く伸びた状態
金星の光柱※1
venus pillars
-- 金星の光が、上下に細長く伸びた状態
光柱
light pillar
ライトピラー 照明等の光が、上下に細長く伸びた状態。
漁火光柱…漁火が光源の場合
向日アーク
anthelic arcs
反対幻日弧 形状などによる細分:
(1)ヘースティングスアーク(hastings arc)
(2)ウェーゲナーアーク(wegener arc)、
(3)トリッカーアーク(tricker arc)、
(4)ディヒューズアーク(diffuse arcs)
モイラネンアーク
molianen arc※1
-- 太陽と上端接弧の間にできるV字の弧。
太陽アーク
heliac arc
-- 太陽を×字に貫く弧

(※)…適切な日本名が存在せず、便宜的な呼び名をあてているもの。

地平線下にできるかさ現象
ハロの中には、地平線よりも低い位置に出現するものもあります。
これらは、平坦な土地で見ることは難しいのですが、
航空機の窓から、または、山間部の高所から
見下ろすような形になったとき、観察できることがあります。

名前のリンクをクリックすると、それぞれの現象の解説ページに飛びます。

名称/
英語名
特徴など
映日
subsun
太陽の下方、地平線下の位置に現われる。
とてもまぶしい光の塊。
映幻日
subparhelia
映日の左右に現われる光の塊。
地上の幻日に対応する
映幻日環
subparhelic circle
映日、映幻日を貫く白い光の弧。
地上の幻日環に対応する
映環天頂アーク※1
subcircumzenithal arc
地平線下のハロで、
地上の天頂環に対応する
※1…適切な日本名が存在せず、便宜的な呼び名をあてているもの。




その他のかさ現象
その他、特殊なメカニズムで発生するハロや
詳細不明なものを以下にリストアップしました。

名前のリンクをクリックすると、それぞれの現象の解説ページに飛びます。
名称/
英語名
特徴など
楕円ハロ※1
elliptical halo
太陽や月のすぐ近くに出る縦長の楕円形のハロ。視半径のちがいでシュレジンガーの暈、ヒシンクの暈と区別する。
ピラミッド型氷晶ハロ※1
pyramidal crystal halos
ピラミッド型(20面体)の氷晶によるハロ。
9度ハロ(9 halo)が比較的出現頻度が高い。他にも、視半径18度、20度、23度、24度、35度などに出現するものが知られる。
水平暈
ground halo
広範囲に降りた霜の結晶、雪の表面霜などによってできるハロ。
90度幻日
90 parhelia
幻日環の軌道上、視半径90度の位置にできる白っぽい点。ただし、詳細は不明。
※1…適切な日本名が存在せず、便宜的な呼び名をあてているもの。


大気現象の種類と記号(関連するもの)
その他、特殊なメカニズムで発生するハロや
詳細不明なものを以下にリストアップしました。

名前のリンクをクリックすると、それぞれの現象の解説ページに飛びます。
日のかさ
solar halo
日中、太陽光がつくりだすハロ現象
月のかさ
lunar halo
夜間、月光がつくりだすハロ現象

2017年7月2日最終更新
お仕事のご相談、ホームページへのご意見・ご指摘等は、
メールでお願いいたします。当日〜3日以内に返信をいたします。
Copyright (C) 2002- wapichan(Hideaki Iwatsuki), All rights reserved.