トップページ雲と空のWeb図鑑掲載種一覧和名外国名幻日環(parhelic circle)

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☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★

幻日環【げんじつかん】

別名----
英名 parhelic circle/anthelion
わぴちゃん流遭遇率・・・☆☆☆☆☆


太陽を貫き、さらにぐるっと1周する
白い輪の形をしたハロ
太陽や22度ハロを貫くように
左右方向に白い弧が現れることがあり、
それを幻日環と言います。

幻日環は360度ぐるっと円周で出現するものですが、
実際の観察では、部分的に見えるのがほとんどで、
全周出るものとなると極めて稀、
数年に1度あるかないかのレアなものとなります。

ぐるっと円周で出た場合、
幻日環は向日点と呼ばれるポイントを通過します。
これは観察者から見て、太陽と反対方向であり、
かつ太陽と同じ高度のポイントです。

そのため、太陽高度が低い時の幻日環は
水平近くを大きく周回するように出現します。
反対に太陽高度が高い時は、向日点の位置も高くなるので、
幻日環の半径が小さくなります。




ハロが出ているときは、太陽側だけではなく、
空全体をチェックするようにしよう!



【写真1】太陽から右斜め上に伸びる弧が幻日環(2011年3月6日茨城県坂東市)



【写真2】太陽と反対側の幻日環(2010年3月31日茨城県坂東市)


幻日環の全体を押さえる場合、
魚眼レンズや超広角レンズが必要…(>ω<。)
下の写真は位置を少しずつ変えて
撮ったものを貼り合わせてつなげたものだよ。


【写真3】1周ぐるっと出た幻日環(2010年3月31日茨城県坂東市)

幻日環も稀な現象ですが、さらに稀な現象として、幻日環の軌道上に現れる
120度の幻日や、向日点で幻日環と交差するように出現する向日アーク等もあります。
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