☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
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巻層雲【けんそううん】
俗 称 うす雲
英 名 faint cloud/filmy clouds
国際通用名 Cirrostratus (略号:Cs)
発生高度 |
5,000〜13,000m(上層雲) |
構成粒子 |
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わぴちゃん流
遭遇率 |
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関連する
現象など |
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色あい |
白くかすんだような色 |
形 状 |
薄いベール状で、輪郭がはっきりしない
青空や太陽が透ける |
おもな
出現条件 |
低気圧や前線、気圧の谷の接近 など |
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巻層雲は氷晶からなる上層雲です。白い薄いベール状の雲で、
太陽を隠しても影ができる程度の透過性を持ってます。
しかし、実際に観察してみると、
なんか空が白っぽくかすんでいるな、程度にしか感じることができず、
とても薄い巻層雲だと、雲に覆われていることに気づかないことすらあります。
しかし、空が巻層雲に覆われると、太陽や月のまわりに
さまざまなタイプのハロと呼ばれる光学現象が必ず発生しますので、
ハロの有無で、巻層雲に覆われているかどうかを判別することもできます。
【写真1】巻層雲と22度ハロ(2010年2月25日埼玉県春日部市)
【写真2】夜に出れば月がかさをかぶる(2010年1月31日茨城県境町)
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巻層雲ではカサが出現します☆
薄い雲が覆っているけど
太陽の周りにカサが出ていない場合は、
「薄い高層雲」の可能性が高いよ☆ |
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巻雲・巻層雲が太陽を覆うと、内がさや幻日、環天頂アークなどの
めずらしい現象が見られます。巻層雲が出ているときは
マメに空を見るとおもしろいかもしれませんね。
巻雲が次第に滑らかになって巻層雲へと変遷していく場合、
若干毛状の組織が残った感じになります。これを巻層雲の毛状雲と呼びます。
通常は毛状の組織は次第に消失して普通の巻層雲へと変化していきます。
また、毛状の組織が残った状態の巻層雲が、
時に、織物のようにクロスして見えることがあります。
これは巻層雲にあらわれた二重雲です。
【写真3】巻雲のような毛状の組織が残っている(2010年2月21日茨城県五霞町)
【写真4】毛状の組織が残る巻層雲がクロスした(2009年3月28日茨城県五霞町)
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低気圧や気圧の谷の接近とともに
先行してあらわれる雲です。
巻層雲によってハロが出たら、
天気が悪くなる可能性があります。 |
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2014年6月5日最終更新 |
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