トップページ雲と空のWeb図鑑雄大雲(con)

intro&news
トップページへ
サイト概要
著作権・引用・リンク
プレスリリース

profile&works
わぴちゃん
ふわぴかちゃん
書籍執筆
講演会・観察会情報
調査・研究

sky & weather
雲と空のWeb図鑑
身近な気象写真図鑑
雲と空にまつわる小ネタ
お天気クイズ

plants & nature
草花の小ネタ
わぴちゃんちのお庭
植物分類学研究室
季節を運ぶ生き物たち

BBS & link
みんなのけいじばん
リンク集
リンク掲載について


☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★



雄大雲【ゆうだいうん】

俗称 入道雲・立ち雲・雄大積雲
国際通用名 congestus
 略して
con
積雲で見られる雲形
わぴちゃん流遭遇率・・・★★★★☆


いわゆる「入道雲」で
もくもくとせせり立つような雲
大気の状態が不安定なとき、積雲並雲はどんどん鉛直方向に発達します。
座っていた雲が、鉛直方向に大きくなり、立ち上がります。
まだ、もくもく感はしっかりしており、発雷する能力も弱いですが、
雲の下ではシャワーのような雨が降り出します。
雄大雲のことを
雄大積雲と記述している文献もありますが、どちらも同じものです。


【写真1】夏の雄大雲、入道雲と呼ばれる(2008年8月6日千葉県印西市)



【写真2】お昼頃の雄大雲、この後雷雨となった(2007年8月5日栃木県二宮町)


俗にいう「入道雲」は
雄大雲〜無毛の積乱雲のことだよ。


また、冬型の気圧配置時に日本海側に出る雪雲は
雄大雲や無毛積乱雲によって構成されています。
寒気がとても強いときは、雪を降らすとまでいかなくても、
太平洋側に雄大雲が出る事もあります。



【写真3】寒気によって太平洋側にも出た雄大積雲(2005年1月20日東京都練馬区)


【写真4】冬型時、山間部に雪を降らせる(2006年12月31日宮城県白石市付近)


冬型の気圧配置の時は、山間部を中心に
雄大積雲や、強い風によって流された
断片積雲を多く見かけるよ。

雄大雲の発達過程で、雲のてっぺん(雲頂)に、
白い布のような雲がかぶさることがあります。
これはベール雲と呼ばれます。
また、ベール雲をつきぬけて発達した雄大雲をえりまき雲と言います。


【写真5】ベール雲(2009年3月20日茨城県五霞町)


なお、積雲は発達過程で扁平雲・並雲・雄大雲と名前がついていますが、
 次のように見分けることができます。
扁平雲・・・コッペパンのような形。もくもく感はそれほどありません。
並雲・・・キャベツのような形。もくもく感があり、扁平雲よりだいぶ大きいです。
雄大雲・・・カリフラワーのような形。入道雲の典型がこれです。



お仕事のご相談、ホームページへのご意見・ご感想・ご指摘等は、
メールでお願いいたします。当日〜3日以内に返信をいたします。