☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
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高積雲【こうせきうん】
俗 称 ひつじ雲・さば雲
英 名 sheep cloud
国際通用名 Altocumulus (略号:Ac)
発生高度 |
2,000〜7,000m(中層雲) |
構成粒子 |
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わぴちゃん流
遭遇率 |
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関連する
現象など |
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色あい |
白色〜灰色/ふつう陰影あり |
形 状 |
小雲がたくさん浮かぶ。
色や形のバリエーションが豊富な雲形。
※小雲の大きさ…視半径1〜5度 |
おもな
出現条件 |
晴天時によく見られる |
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ほぼ水滴からできている白または灰色の中・上層に現れる積状の雲です。
やや大きめの雲片が空いっぱいに多数広がります。
【写真1】空一面に広がった高積雲(2009年6月23日茨城県坂東市)
【写真2】典型的な秋の空(2009年10月21日埼玉県春日部市)
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この姿がまるで白い子羊が
群れているみたいなので
ひつじ雲って言います。
春と秋によく見られるよ |
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時には、波状・放射状に現れて、異様な光景をかもし出すこともあります。
波状に並んだ高積雲を特に「波状高積雲」と呼ぶことがあります。
【写真3】風のいたずらで波状に並びました。(2006年9月23日・千葉県野田市)
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波状高積雲はさば雲とも言うよ〜★
これがさば、似てるでしょ? |
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それから、高積雲の雲片が薄っぺらく。まるで亀の甲羅を連想させるような
亀裂が入る姿になることもあります。
この形状の高積雲を亀の甲羅に見立てて、
亀甲状高積雲と呼ぶこともあります。
【写真4】亀の甲羅を連想させる「亀甲状高積雲」(2006年2月15日・茨城県境町)
あと、高積雲からは雨が降ることがあります。
大体は地上に届く前に蒸発してしまうため、雨として観測されることはありません。
しかし、雲がしっぽを引いたような形状となり尾流雲(virga)を形成します。
【写真5】高積雲から降る雨(2006年10月15日茨城県五霞町)
また、風が強いときには、高積雲の雲片がまるく、
または流線型に集まって1つの雲のようになることがあり、
それをレンズ高積雲(高積雲のレンズ雲)と言います。
【写真6】レンズ高積雲(2007年9月15日千葉県流山市)
【写真7】たくさん出たレンズ高積雲(2008年4月21日茨城県守谷市)
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薄い高積雲が太陽を隠すと、
日光環が現れることがあるよ★ |
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【写真8】高積雲によって出現した日光環(2006年7月14日千葉県野田市)
ただし、高積雲が分厚い時は、写真7のような姿になります。
【写真9】分厚い高積雲が太陽を隠した場合(2007年3月3日静岡県由比町)
また、穴あき雲と言って、層状に空を覆う高積雲の一部が消滅して
まるで穴があいたような姿になることがあります。
その場合、高積雲の雲粒は氷晶となって巻雲へと姿を変えることもあります。
【写真10】写真中央から右側にかけて穴開きに(2009年6月6日東京都千代田区)
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2014年6月6日最終更新 |
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