☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
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穴あき雲【あなあきぐも】
俗称 ホールパンチ雲
英名 hole-punch cloud
わぴちゃん流遭遇率・・・☆☆☆☆☆
高積雲(Ac)で見られる雲形
層状に広がった高積雲に大きな穴があき、
時にその部分が巻雲へと変化する状態 |
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高積雲は、上空が氷点下であっても「水滴」が多数浮かんでいます。
この高積雲内の一部になんらかの原因で「氷の結晶」が発生すると、
「氷の結晶」に水蒸気がくっつき結晶が成長して重たくなり落下し、
やがて蒸発することがあります。そうするとその部分だけ
高積雲がなくなって穴があいたように見えることがあります。
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高積雲内に氷の結晶ができる要因としては…。
(1)高積雲内を飛行機が通過した場合
(2)高積雲よりさらに高いところに浮かぶ
雲の氷晶が落下して来た場合
(3)高積雲の浮かぶ高さが高くなって
温度が下がった場合。
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これを穴あき雲と言い、時に蒸発しなかった
氷の結晶が巻雲を作ることがあり、
そうすると、高積雲の中にぽっかり穴があいて、
その部分に巻雲が浮かぶ状態となります。
いずれも、かなり珍しい現象で、
小規模な穴あき雲でも年に1回見られるか否かです。
時に大きな丸い穴がぽっかりあいてとても異様な光景になることもありますが、
そのような顕著な穴あき雲となるとかなりレアな部類に入ります。
【写真1】飛行機の通過により発生した(2006年10月15日茨城県五霞町)
【写真2】層状高積雲の一部が巻雲に変遷(2007年10月12日福島県下郷町)
【写真3】高積雲に穴が開き急速に広がた(2011年6月18日栃木県真岡市)
【写真4】台風接近時に見られた穴あき雲(2011年9月2日千葉県野田市)
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2012年7月26日最終更新 |
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