☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
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巻積雲【けんせきうん】
俗 称 うろこ雲・いわし雲・あわ雲・まだら雲
英 名 −
国際通用名 Cirrocumulus (略号:Cc)
発生高度 |
5,000〜13,000m(上層雲) |
構成粒子 |
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わぴちゃん流
遭遇率 |
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関連する
現象など |
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色あい |
白色/ふつう陰影はなし |
形 状 |
小さな小雲がたくさん浮かぶ。
しま模様や、レンズ形になることも多い。
※小雲の大きさ…視半径1度以下 |
おもな
出現条件 |
低気圧や前線・気圧の谷の接近 など |
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主に小さな氷の粒(氷晶)からなり、上空高いところにできるいわゆる上層雲です。
白い小さな雲片がぎっしりと出て、
その様子がまるで泡のように見えるので別名「泡雲」とも言います。
また、この様子を魚の鱗に例えて「うろこ雲」、
青空を海に見たてて、鰯の大群が群れているように見えるので「いわし雲」とも呼びます。
一方で、低気圧の雲に先行して出現することが多く、天気が崩れる前兆と言われます。
【写真1】白い泡のような巻積雲(2009年8月15日栃木県足利市)
【写真2】白い泡のような巻積雲(2006年6月17日・栃木県日光市)
雲の形から、白い石を敷き詰めたような、とか、
泡のようなと表現されることが多いです。
高積雲と似ていますが、出現高度が高く、
一つ一つの雲のかたまりが非常に細かいのが特徴です。
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腕をまっすぐ伸ばして親指を立てた時、
1つの雲片が、親指からはみでない程度の
大きさであれば巻積雲としていいよ☆ |
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巻積雲はしばしばさざなみのような模様になっていることもあります。
これは巻積雲(Cc)にあらわれた波状雲(un)で、
波状巻積雲またはさざなみ巻積雲ということがあります。
【写真3】さざなみのようになった巻積雲(2011年10月16日東京都大田区)
【写真3】さざなみのようになった巻積雲(2010年5月18日東京都千代田区)
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写真1のような巻積雲よりも、
さざなみ巻積雲の方が出現頻度は高いかな☆ |
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風が強いときには、雲の形が風の影響で流線型となり、
それはレンズ雲と呼ばれて親しまれています。
【写真4】台風7号で出現したレンズ雲(2006年8月9日・千葉県野田市)
また、くらげ雲といい、薄い雲がゆっくり山越えするときに乱れた気流が雲底を崩して、
くらげのような形になった雲になることもあります。これは寿命が非常に短いです。
【写真5】クラゲの形をした雲くらげ雲 (2006年4月6日・神奈川県横浜市)
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2014年6月5日最終更新 |
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