☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
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月の天頂環【つきのてんちょうかん】
別名環天頂アーク/逆さ虹
英名 lunar circumzenithal arc
わぴちゃん流遭遇率・・・☆☆☆☆☆
月光によってできる天頂環。
夜でも虹色に分光するが、
かすかな光で見過ごしやすい。 |
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月光によって天頂環が発生することがあります。
メカニズムは日中の太陽光による天頂環とまったく同じで、
視半径46度の天頂付近に薄い虹色の弧が出現します。
しかし、たとえ満月に近く明るい月でも、
さすがに視半径46度も離れたところになると光があまり届かず、
よほど条件が揃わないと光学現象の形としては現れないです。
さらに、国内の平地では光害の影響で夜空が明るいこともあって
めったに見られない現象の1つだと思います。
ふつうは、出たとしても、
かすかに視認できる程度のものになりますが、
かなり条件が良い時は、
夜間でもはっきりと虹色が分かるようです。
以下の2012年2月10日の事例では、
宵闇に浮かぶ虹色がはっきりと分かり、
かなり印象的だったのを覚えています。
これには、幻月(月による幻日)や
幻月環(月による幻日環)のような
特別な名前は付けられていませんが、
天頂環と比べるとはるかに稀な現象であるため、
別項として取り上げました。
【写真1】月の天頂環。白いポツポツはお星様(2012年2月10日茨城県坂東市)
【写真2】月光による上端接弧と天頂環(2012年2月10日茨城県坂東市)
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きわめてレアな現象なので
見られたらすごくラッキーだよ。
キャンプなどで人里離れた場所で
夜空を見る機会があったら狙ってみてね。 |
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