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草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★

雪割れ【ゆきわれ】
関連する
大気現象記号
積 雪
傾斜地の積雪面にできた亀裂。雪崩の前兆となるため注意が必要な現象。

別名等 クラック
英 名 
crack / snow crack


わぴちゃん流
遭遇率
※冬季のみ
おもな
出現条件
山の斜面や屋根など、傾斜のある場所。
積雪量が多くなったとき。
気温の急上昇 など
関連する
現象など
---
注意事項 雪崩、落雪の前兆なので、近づかない。
積雪面に亀裂が生じた状態を雪割れ(crack)と言います。
まるで、白い紙を引き裂いたかのような不規則なギザギザの線となります。

山の斜面や、道路わきの法面、屋根など、
傾斜のある場所に積もった雪に見られる現象です。


【写真1】道路わきの法面にできた雪割れ(2015年1月27日新潟県十日町市)


【写真2】沢沿いの斜面にできた雪割れ(2015年1月27日新潟県十日町市)


積もった雪には、水あめのように
ゆったりと動く、という性質があります。

そのため、斜面に積もった雪は、重力の影響を受け、
ゆっくりとずり落ちるような動きをしています。
ところが、そのずり落ちる速さは、
斜面の状況によってかなりムラがあるため、
積雪面に「引っ張られる力のはたらく場所」と、
「圧縮するように押される力のはたらく場所」ができます。

うち、「引っ張られる力のはたらく場所」で
積雪面に亀裂が入り、雪割れができます。

雪割れができると、その部分から積雪面が崩落して、
雪崩や屋根雪の落雪へとつながる恐れがあります。

雪割れは雪崩や屋根からの落雪を
知らせる「危険なサイン」だよ!
見つけたら、その近くには
行かないようにしようね。


巻き垂れや雪ひだなど、雪がずり落ちながら巻いたり、折りたたまれていく過程で、
表面が引っ張られて亀裂が生じ、雪割れの形になることもあります。



【写真3】ビニルハウス上の積雪にできた雪割れ(2014年2月9日千葉県野田市)


【写真4】用水路べりにできた雪割れ(2014年2月15日茨城県境町)


2015年2月22日最終更新
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