☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
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月の薄明光線【つきのはくめいこうせん】
別名や俗称 光芒・天使のはしご・光の筋(※広義)
英名 lunar rays/rays
わぴちゃん流遭遇率・・・★☆☆☆☆
雲のすき間から、月明かりの
光のすじが差し込んで見えるもの |
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日中、空を観察していると、
雲間から光のすじが長くのびて見えることがあります。
これを薄明光線または光芒と言います。
この太陽による薄明光線と同様のものが、
夜間、月光によって見られることがあります。
それが月の薄明光線です。
日本名は特になく、学術的にも薄明光線と同様の扱いですが、
英語ではlunar raysと表現されることがあります。
lunar raysが発生する可能性がある条件としては、
以下のようなものが挙げられます。
◆月が限りなく満月に近い状態であること。
◆月の近くに高積雲などがあり、雲片間に適度にすき間があること。
◆大気中の水蒸気量やエーロゾル量が多いこと
そのため、出現条件が厳しく、
なかなか観察できないもののひとつです。
lunar raysは、肉眼でもわりとはっきり認識できます。
しかし、繊細で弱い光なので、街明かりのあるような場所では
かき消されてしまうことが多々あります。
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街明かりの影響が少なく、
見通しの良い場所で観察しよう。
また、あらかじめ、
暗がりで目を慣らしておこうね。 |
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【写真1】中秋の名月の時のlunar rays(2009年10月3日茨城県坂東市)
【写真2】雲間から差し込む白い光のすじ(2012年10月1日栃木県真岡市)
【写真3】高積雲や層積雲が覆ってraysを作った(2010年9月22日茨城県境町) |
2012年10月14日最終更新 |
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