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■ラテラルアーク【らてらるあーく】

別名 --
英名 lateral arc
※46度ハロに接するように出現する珍しいアーク

わぴちゃん流遭遇率・・・☆☆☆☆☆
46度ハロ(外がさ)に接するように出現するアーク(弧)状のハロです。
46度ハロのおおむね上半分にできるものを
上部ラテラルアーク(supralateral arc)
おおむね下半分にできるものを
下部ラテラルアーク(infralateral arc)と言います。

上部ラテラルアークは、太陽高度が0−30度までと、
低いところに太陽が位置するときに発生します。
太陽が地平線ギリギリの位置にある場合(太陽高度0度のとき)は、
太陽の横にライン状に伸びます。発生の形態が幻日に似ますが、
上部ラテラルアークが視半径46度のところに発生するのに対し、
幻日は視半径22度のところに発生します。





一方で、太陽高度が20−30度のときは、外がさの上部で接するようになり、
同じく外がさに接するようにできる環天頂アークと同時に発生することもあります。
その場合の上部ラテラルアークはきれいに虹色に分光されることが多いようです。



▲環天頂アークと上部ラテラルアーク(2006年12月31日・栃木県宇都宮市)

また、ラテラルアークは、外がさの下半分に発生するものもあり、
それは下部ラテラルアークと言います。
太陽が地平線ギリギリのところにある場合、
太陽の横で、斜めに入る短い弧ができます。
太陽が高度30度前後の高さにある場合は、
太陽の両斜め下で外がさに接するように、斜めの弧ができます。
さらに、太陽高度が60度を超えると、外がさの下部に接するようになります。









▲下部ラテラルアークと思われる斜めのハロ(2004年10月29日・東京都練馬区)
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