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草花・昆虫、雲の話題など、
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対地放電
関連する
大気現象記号
雷 電 電 光
【たいちほうでん】
積乱雲に伴って発生する雷のうち、雲と大地の間で放電が起きるもの。落雷とも言う。

別名等 落雷・対地雷・稲妻など
英 名 
ground flash / cloud-to-ground flash

わぴちゃん流
遭遇率
おもな
出現条件
発達した積乱雲の接近時
関連する
現象など
積乱雲
雲放電 幕電
注意事項 落雷により、電撃傷、倒木、停電、
火災など災害発生のおそれあり。
突風・降雹など激しい現象にも注意。
積乱雲が発達すると、雷を伴うようになります。
そのうち、地面と雲の間で放電がおきたものを
対地放電(ground flash)と言います。

対地放電では、ふつう放電路が
ギザギザの線の形ではっきりと確認できます。
この放電路は俗に
稲妻とも呼ばれています。

積乱雲内であられ(小さな氷の粒)が激しくぶつかり合うと静電気が発生します。
通常、空気は絶縁体としてはたらき、ちょっとやそっとでは電気は流れません。
しかし、積乱雲内に、この静電気が蓄積されると、
こらえきれなくなって、空気の絶縁を破壊して、放電する形になります。

対地放電の際、空気中で、少しでも電気を通しやすい部分を
うまく探しながら、地面へと放電します。
そのため、稲妻の放電路はギザギザとしているのです。

雷が落ちた」とか、「落雷」と表現されるのは、
この対地放電が発生した時です。
近くで対地放電が発生した場合は、
瞬間的に空全体が目のくらむような眩しい光りに包まれ、
「バリバリドシーーーン!!」という音とともに
地響きや振動を感じることもあります。

対地放電が頻発しているときは、
非常に危険な状態だよ!
すぐに建物か車の中に避難してね。

雷は周辺と比べて高く突出している場所に落ちやすい傾向があります。
なので、開けた場所に立っていると危険です。
また、電柱や樹木の直下も非常に危険です。
側撃雷と言って、樹木などに落雷したあとに、
そこからさらに人体へと放電する恐れがあるためです。
樹木などからは、最低でも4m以上は離れるようにしたいところです。


【写真1】同時に複数本落ちることも多い(2011年8月11日茨城県常総市)



【写真2】緻密な線が描かれる稲妻(2010年9月22日茨城県古河市)


【写真3】4本に枝分かれしそれぞれ落ちた(2010年7月24日茨城県境町)


【写真4】遠方の稲妻は赤っぽく見える(2010年7月23日茨城県境町)


もし、海や濡れたところに対地放電が発生した場合、水は電気を通しやすいので、
遠いところの落雷でも足元から感電する恐れがあります。

また、落雷時に異常高電圧、異常高電流をともなう
電気エネルギーが電線などを通って電化製品へと侵入して
機器の破損を発生させることがあります。

このときの、落雷に伴う異常高電圧、異常高電流の
エネルギーを
雷サージと言います。

近年は、この雷サージを防御する
サージプロテクタ機能付きの機器も多く出ています。
しかし、過信は禁物で、落雷の程度が激しい場合は、
コンセントや電話線、無線LANなどははずした方が無難です。

2014年9月21日最終更新
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