☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
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霜の結晶 (1)針型
別名針状結晶
英名:needle crystal
(※雪の結晶分類の英名に準じてます)
わぴちゃん流遭遇率・・・★★★★★(冬季限定)
霜の結晶のうち、まるで針のように
先が鋭く尖っているもの。
束になったり、枝分かれすることも。
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このページはわぴちゃん独自の
観察・研究成果も含みます。
記事の引用は他ページ同様
ご自由にしてくださって構いませんが、
「周知の事実」とは限りませんので、
執筆の際にはご注意ください。 |
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■霜の話(総論)
冬に、草木につく霜(frost/hoar frost)を
拡大して結晶を観察すると、
実にさまざまな形を呈しているのが分かります。
これらの霜の結晶の形は、雪の結晶と異なり、
あまり研究がなされていないこともあり、
分類の方法は、しっかりと確立されていないように思います。
そこで、このサイトでは、
わぴちゃんが独自にさまざまな霜を観察した結果から、
大きく以下の6つのパターンに分類して紹介したいと思います。
(1)針型
(2)杯型/角柱型
(3)角板型
(4)羽毛型
(5)六花型
(6)その他
上記の分類は、学術的な研究が進んでいる
雪の結晶分類を踏襲しています。
そのうち、このページでは、(1)針型について取り扱います。
■針型結晶
針型の結晶(needle crystal)とは、名前のとおり、
針のように細長くて、先がとがっているものを言います。
霜の結晶としては、角柱型・杯型とともに、
比較的多く見られるものです。
ただ、1本の針として確認できるケースは稀で、、
多くの場合、束状になっていたり、密集していたり、
他のさまざまな結晶のタイプと混ざりあって
ごちゃごちゃしたような感じになっています。
【写真1】放射状にのびた単針(2009年1月12日千葉県野田市)
【写真2】束状になった針型の霜(2010年12月25日栃木県真岡市)
【写真3】針型の霜は密集してできることが多い(2010年1月14日茨城県坂東市)
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朝霧の時や水辺近くにできた
針型の霜の結晶は、1cm以上の長さに
大きく発達することもあるよ。
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【写真4】水辺のイネ科雑草についた針型の霜(2010年1月16日茨城県坂東市)
上記の写真は、水辺のイネ科雑草についた針型の霜です。
朝霧が出るほど湿度が高かったり、水辺が近い場所では、
霜の材料となる水蒸気がどんどん補給されるため、
針型の霜の結晶が長く発達する傾向があります。
これは、霧氷に近い状態だと思います。
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2011年10月29日最終更新 |
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