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トップページ気象予報士合格体験記(25周年特別復刻版)
   
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2025年3月22日、わぴちゃんが気象予報士になってから
25周年の記念日を迎えることができました。

その記念事業の一環として、
当ホームページ開設初期の頃にアップしていた
「予報士合格体験記」を再公開いたします。

この予報士合格体験記は、わぴちゃんが
気象予報士試験に合格するまでの道のりを記したもので、
2003年6月ごろに執筆したものです。

原則として、当時の原文をそのまま活かしつつ、
多少の修正を加えた上で公開します。ぜひ読んでいただけるとうれしいです。


わぴちゃんが気象予報士試験を受けようと思ったのは、14歳の頃でした。テレビで、気象予報士の最年少合格17歳のニュースについて報道していたのを見たのがきっかけです。

もともと、お天気関係のことは大好きで、7歳の頃からNHKの夕方6時53分の気象情報を何があっても欠かさず見ていました。その習慣は、いまだに崩れていません。また、台風が来ているときや、大雪のときの報道特番も欠かさず見ていました。幼心にも現場の第一線で活躍している人たちを見ていて憧れていました。

だから、17歳の気象予報士が誕生したとき、
「わぴちゃんでもがんばれば取れるかも??」
なーんて思っちゃったんです。

気象予報士の資格を取ることこそが、憧れていた気象現場での活躍に近づくことができることにつながると思い、受験を固く決心しました。

まず、本屋さんで、気象予報士試験問題を立ち読みしてみました。
 「・・・・。難しい・・・。」

最初の正直な感想がこれです。でも、取りたい気持ちの方が勝っていたため、問題集とあわせて、小倉義光さん著の『一般気象学』と、東京堂出版の『最新・天気予報の技術』の2冊を購入しました。

で、早速目を通したんですが、中学までの数学の知識ではどうにもならない難しい式の羅列でした。もともと数学は好きな科目だったので、まず数式から克服しようと思いました。

そこで日曜日になるのを見計らって本屋さんに再び出かけ、高校数学T+A・U+Bの分厚い参考書を購入しました。

そして、購入するなり勉強机に向かって1日2時間の割合で数学の勉強を進めていきました。そして、三角関数と微分・積分を理解した頃から前に購入した気象学の本で勉強を始めていきました。気象学と数学をあわせて、1日3時間くらい勉強してたかもしれません。

気象学に取りかかりはじめたのが14歳の冬頃でした。すべて、独学で進めていったため、数学に関しては比較的問題なくこなしましたが、気象学は、大学教養程度のレベルを中学生がやっていたためなかなか進みませんでした。でも理解できたときの喜びが大きくて、気象予報士受験に向けての勉強にはまっていきました。

あの頃は青春真っ盛りだったんでしょうねー。今同じことをやれといわれてもたぶん無理です(笑)

さて、勉強をがんばっているうちに中学3年生ということで、いつの間にか受験生になっていました。ここで、あらかじめ表記しておきますが、わぴちゃんは「パニック障害」という病気と闘っている身でした。体調のいいときは、勉強に集中できましたが、パニック発作(突然、口の渇き、胸のドキドキ、不安感など、何とも言えない気分の悪さに襲われて動けなくなる。極度に緊張したときのような感じ)がたびたび起きるので、それで身動きの取れない日もありました。そういう時は、勉強やりたい気持ちと体調悪くて休みたい気持ちとで激しく葛藤を起こしていました。

でも、お医者さんには
「つらいときは無理しちゃだめだよ〜」
って言われていたので、横になって休んでいました。でも、お守りのように気象学の本を片手に持っていたのを記憶しています。

2学期に入ると、高校受験対策が本格的に始まります。わぴちゃんは、パニック障害で出席率が悪かったため、推薦入学ではなく、実力で入ろうと考えていました。そこで、高校入試に向けた勉強も本格化していきます。そのため、勉強時間が1日平均4時間で、多いときは5〜7時間にも膨れ上がってしまいました。

 でも、「気象予報士試験に合格するため」「無事高校入学を果たすため」一心不乱で勉強していたのを覚えています。この頃から、毎日の気象情報をすべて詳細に記録して気象予報士になって現場で活躍するようになったら一般のユーザーにわかりやすく気象情報を提供する方法を模索して、毎日レポート形式でまとめていました。またこれに莫大な時間を費やしていたのを記憶しています。色鉛筆で色をつけたり、キャラクターを使ってみたり…いろいろ工夫をして夢を見ていました。これが、また勉強意欲を高めていたような気がします。さすがに今は忙しくてできませんけど(笑)

このあたりのわぴちゃんの日課をちょっと書き出してみると、

18:00〜19:00  気象情報をマスメディアから収集
19:00〜20:00  天気予報をまとめたレポートの作成
20:00〜20:45  ちょっと遅めの夕食
20:45〜21:00  ニュースでさらに気象情報を確認
21:00〜翌0:30 気象予報士試験&高校入試対策勉強

ってな具合でした。学校が終わるのが遅いときは午後5時30分頃だったので、今思うと、かなりハードなスケジュールを毎日こなしていたのがわかります。ちなみに、ここ最近のわぴちゃんの日課は…

18:00〜19:00  気象情報をマスメディアから収集
19:00〜19:15  夕食
19:15〜19:30  アルバイト先へ移動
19:30〜22:00  学習塾講師のアルバイト
22:00〜翌1:00  インターネット&チャット

まぁ、今もハードといえばハードですが、インターネットで遊んでいる時間がはるかに多いですね。今のわぴちゃんは大学生なのですが、通信制なので在宅学習です。主に午前中に勉強時間をとっていました。
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 2025年8月31日最終更新

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