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☆わぴちゃんのブログです☆
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草花の小ネタ(3) マルミノカラスウリ/ホソミノカラスウリ
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カラスウリは林のふちなどに生える多年草です。
秋〜冬にかけて赤くて目立つ実をつけるのが特徴で、
里山では老若男女問わず親しまれています。
そんなカラスウリですが、調べてみると、
かつて細実タイプと丸実タイプに分類されたことがあったようです。
ここでは、カラスウリの果実の形状について
ちょっと注目してみたいと思います。
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カラスウリはかつて果実の形から、 以下の2つのタイプが考えられたこともありました。
◆ホソミノカラスウリ
Trichosanthes cucumeroides var. globosa
カラスウリのうち、名前の通り果実が細長いもの。 典型例としては、果実の長さがが7−9cm、
幅が2.5−4cmの範囲内のものを指す。 果実の形態以外、カラスウリとの違いはありません。
◆マルミノカラスウリ
Trichosanthes cucumeroides var. stenocarpa
カラスウリのうち、名前の通り果実が球形のもの。 こちらについては、明確な数値による定義は 見つかりませんでした。
ただ、現在では、ホソミノカラスウリも マルミノカラスウリも、特に区別をせず、
まとめて「(広義の)カラスウリ」として扱うことほとんどなため、
まず図鑑には登場しない名前です。
カラスウリの果実をいっぱい採取し、その中から、
ホソミノカラスウリとマルミノカラスウリの
定義にあうものを並べてみました。
左がマルミノカラスウリタイプで右がホソミノカラスウリタイプです。
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