☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
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樹氷(じゅひょう)
別名海老のしっぽ・アイスモンスター
国際通用名:soft rime
わぴちゃん流遭遇率・・・☆☆☆☆☆(冬季・場所限定)
過冷却な霧粒が風によって流され、
樹木等に凍りついてできる
海老のしっぽを連想させる形の白い氷
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大気中の水蒸気、霧粒、雨粒が、建物や樹木、飛行機などに
凍りつく現象をまとめて着氷(ちゃくひょう)と言います。
着氷には「樹霜」「樹氷」「粗氷」「雨氷」の4種類があり、
このページでは、着氷のうち、樹氷を紹介し他の3つは別枠で紹介します。
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地上気象観測では、樹霜・樹氷・粗氷の3つをまとめて「霧氷(むひょう)」と言うよ。 |
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樹氷は、過冷却状態にある霧粒が、風によって流され、
樹木等に付着・成長していった白い氷の塊のことをいい、
風上に向かって大きく発達することもあります。
樹氷で有名なのは山形県の蔵王周辺です。
【写真1】ロープウェーから撮影した樹氷群(2009年3月5日山形県山形市)
【写真2】痩せたアイスモンスター(2009年3月5日・山形県山形市)
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取材時2008年冬季は記録的な暖冬だったので
樹氷も痩せているのですが、
普通は大きく発達して怪物のように見えるよ。
それをアイスモンスターと言うのだ。 |
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過冷却の状態の霧粒が、強い風によって樹木などに凍りついたものが樹氷です。
風上に向かって扇形に発達し、まるで海老の尾のように見えることから、
「海老のしっぽ」という別名があります。
過冷却の霧粒は、樹木等に付着したら速やかに凍結するため、
氷の中に気泡が混じって白っぽくなります。
上で樹木などと書いたように、「樹氷」と言いますが、樹木に限定せず、
いろいろなものに付着します。以下に、樹木以外についた樹氷を紹介します。
【写真3】杭に付着した樹氷(2009年3月5日山形県山形市)
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写真3の形、「海老のしっぽ」という
別名が納得できるね。 |
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【写真4】雪面のコブを核に成長した樹氷(2009年3月5日・山形県山形市)
【写真5】樹氷の碑についた樹氷(2009年3月5日・山形県山形市)
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