☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
|
◆10種雲形 |
|
世界気象機関(WMO)の国際雲図帳に定められた分け方です。
「巻雲」や「高積雲」など、一般的に広く使われています。
この分類は国際的に通用し、10種すべてに2文字の略号を持っています。
略号は、以下の用語を合成して作られています。
◇「C」・・circle(円) circulation(循環)
◇「A」・・alto(高い)
◇「C」・・cumulus(積状の)
◇「S」・・stratus(層状の)
◇「N」・・nimbus(雨雲) |
【例】
高積雲(「A」高い「c」積状の雲)
層積雲(「S」層状であり、「c」積状でもある)
乱層雲(「N」雨雲のうち、「s」層状のもの) |
◆発生高度による呼び方 |
雲の発生する場所に応じて呼び分ける方法です。
雲の発生が対流圏の上層・中層・下層のいずれかであることを
明記してあります。 |
|
上層雲(高度6000m以上)・・・巻雲・巻積雲・巻層雲
中層雲(高度2000~6000m)・・・高層雲・高積雲
下層雲(高度2000m以下)・・・層積雲・積雲・層雲 |
◆雲の性状からの呼び方 |
|
雲の形状は「もくもくタイプ」「べったりタイプ」「すじ雲タイプ」に分かれます。
この3分類はハワードが1803年に提唱したもので、現在も使われています。
積状の雲は対流によって生じることから「対流雲」または
「対流性の雲」と呼ぶことがあります。 |
積状雲(もくもくとした雲)
巻積雲・高積雲・積雲・積乱雲など、
お空に広がるもくもくっとした雲です。
一つ一つの水平スケールが小さく、
比較的雲の縁がはっきりしているのが特徴です。
層状雲(べたっとした感じの雲)
巻層雲・高層雲・層雲など、そらをべたーっと覆う雲です。
白く霞がかかったようにもやもやーっとした雲であることが多いです。
繊維状雲(すじ雲)
巻雲・巻層雲の毛状雲のように、繊維状の組織からなる雲です。 |
◆10種雲形をさらに細かく分類 |
10種雲形よりも小さな単位として、見た目を重視して命名した「種」、
雲片の配列や厚さで命名した「変種」、
雲の一部に現れる形を重視した「副変種」があります。
→詳しくはこちらを見てね |
|
【例】
レンズ雲(レンズ様の形をしているため)
放射状雲(配列が放射状に見えるため)
降水雲(降水が目に見えるため) |
◆俗称 |
|
日本は天候表現が豊かな国で、雲に関する和語が多いものです。
それらは、何かにたとえてあることが多く、
風流だとして俳諧などで用いられています。
10種雲形が基本になっています。 |
巻雲 |
すじ雲・シーラス |
帯状巻雲? |
ほそまい雲 |
肋骨雲 |
羽根雲 |
巻積雲 |
うろこ雲・いわし雲・まだら雲 |
房状雲 |
まだら雲 |
レンズ雲 |
さや雲・莢状雲 |
巻層雲 |
うす雲 |
波状雲 |
水まさ雲 |
高積雲 |
ひつじ雲 |
房状雲 |
むら雲 |
波状雲 |
さば雲 |
レンズ雲 |
さや雲・莢状雲 |
高層雲 |
おぼろ雲 |
積雲 |
つみ雲 |
並雲 |
すわり雲 |
断片雲 |
黒猪・片乱雲・こごり雲・蝶々雲 |
ベール雲 |
襟巻き雲・きぬかづき |
乱層雲 |
雨雲・雪雲 |
ちぎれ雲 |
黒猪・片乱雲・こごり雲 |
梅雨空 |
五月雲・五月闇・陰雲 |
積乱雲 |
雷雲 |
無毛雲 |
入道雲・立ち雲 |
ベール雲 |
襟巻き雲・きぬかづき |
かなとこ雲 |
傘鉾雲・朝顔雲 |
層積雲 |
くもり雲 |
波状雲 |
うね雲 |
層雲 |
きり雲 |
|
|