☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
|
|
多毛雲【たもううん】
俗称 ---
英名 thunder cloud(※雷雲の総称)
わぴちゃん流遭遇率…★★☆☆☆
国際雲分類での表記 capilatus (略号cap)
積乱雲(Cb)で見られる雲形
最盛期〜衰弱過程にある積乱雲で、
雲の上部が毛羽立って見えるもの |
|
|
最盛期〜衰弱期にある積乱雲のうち、
雲の上部が毛羽立って見えるものを
多毛雲または多毛積乱雲と言います。
ときに、かなとこ雲の特徴と多毛雲の特徴を
あわせもったような形状になることもあります。
多毛雲から吹きだした繊維状の雲は、対流圏の上端に沿って
かなり広範囲へと広がるため、積乱雲本体から離れた位置から観察すると、
パッと見では積乱雲であることに気づかないこともあります。
【写真1】衰弱期にある積乱雲(2011年7月12日茨城県坂東市)
【写真2】上端が繊維状になった積乱雲(2007年8月19日千葉県野田市)
【写真3】北関東で雷雨をもたらしている多毛雲(2012年8月16日茨城県坂東市)
|
一見、激しい天気をもたらすような
雲には見えないよね。
でも、雲の根もとでは激しい雷雨に
なっているから気をつけようね。
|
|
雲が毛羽立つのは、積乱雲の上層部分の雲粒が
小さな氷の粒(氷晶)へと変化していくためです。
積乱雲が衰弱して消滅した後に、毛羽立った雲の一部が
切り離されて巻雲として残骸が残ることもよくあります。
【写真4】積乱雲が残したぶあつい巻雲(2010年8月29日千葉県野田市)
【写真5】多毛雲の残骸。かなとこ型になっている(2012年8月16日茨城県境町)
|
2012年8月25日最終更新 |
|