☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★
|
|
■ブロッケン現象【ぶろっけんげんしょう】
別名 御来迎・ブロッケンの妖怪
英名 The Specter of the Brocken
※山頂で霧に映し出される巨大な自分の影
わぴちゃん流遭遇率・・・☆☆☆☆☆
|
|
高い山を登りきって、山頂から眼下に広がる雲海を見ながら
大自然の偉大さにひたっていると、
遠くにおばけみたいなゴーストが見えることがあります。
大きな黒い影法師とそれを取り囲むように虹のような輪っかが広がります。
大きな黒い影法師はブロッケンの妖怪と呼ばれ、
霧や雲に映った自分の影です。
そして、その周りにできる虹のような輪は、ブロッケンの虹と呼ばれており、
飛行機に乗っているとしばしば見える虹輪と原理は同じものです。
この2つをまとめてブロッケン現象(The Specter of the Brocken)と言います。
その姿は不気味であり、また神秘的でもあります。
わぴちんは高い山に登ったことがないのですが、
文献の写真で見て、その美しさを堪能しています。
さて、日本ではこのブロッケン現象を「御来迎≪ごらいこう≫」と呼び、
神聖なものとしてあがめられていました。
眼下に影を映すスクリーンとなる雲や霧が存在すること。
影を作り出すスポットライトとなる太陽が後ろから照らすこと。
この条件さえ重なれば、ブロッケンの妖怪を見ることができます。
これを逆手にとって、人工的にブロッケンの妖怪を作り出すことができます。
何をするかというと・・・
霧の深い日の夜、車の前照灯で自分を照らすのです★
2005年4月13日、雨上がりで霧が深い夜、やってみました(笑)
関東平野のど真ん中でブロッケンの妖怪を作り出すのです。
前照灯を使いましたが、ハイビームにするときれいに自分の影が投影されます。
車のライトは2つついているため、影は2つできましたが、
関東平野のど真ん中で見るブロッケンの妖怪です。
さらに、この影を中心にして、白い輪っかができました。
霧によってできる虹「白虹」です。
残念ながら白虹だけで、七色にはなりませんでした。
でも、白虹自体珍しい現象なので良しとします★
車から離れるほど、白虹とブロッケンの妖怪の距離が縮まり、
輪っかの中の影・・・という感じになるようですが、
エンジンかけたままあまり遠くに行くと車が心配なので
今度車の番をする人を連れて複数人でチャレンジしたいですね。
ちなみに、真似される方、長時間のハイビームは
バッテリーが上がる恐れがありますので、
ちょくちょく車を休ませてあげてくださいね。
また、撮影難易度は非常に高いです。三脚で固定して、ISO感度をあげて、
夜でもシャッタースピードはゆっくりしすぎないように注意してください。
|
|