もつれ雲の全体的なお話
巻雲に対してのみ使われる細分類(変種)のひとつです。 雲のすじの長さや向き、並びかたなどに規則性がなく、しばしば複雑に絡み合ったような姿になります。
巻雲の中ではもっともよく見られ、上空の風が比較的弱いときに現れやすい傾向があります。
かつてClaydenが巻雲の分類を試みた際に通常巻雲(Cirrus communis)としたものは、今の分類に当てはめると、晴天時に現れるもつれ雲に相当します。
intortusは国際雲図帳1956年版で巻雲の変種のひとつとして新たに導入され、現在に至ります。
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日本名 |
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国際名 |
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語 源 |
intorquereの過去分詞 |
ラテン語でねじる、回る、
絡み合うの意味 |
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別 名 |
すじ雲(総称)
ほつれ雲
綟れ雲
糸玉雲
通常巻雲(旧名)
ほつれ巻雲(旧名) |
十種雲形
との関連
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巻 雲 |
○ |
巻積雲 |
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巻層雲 |
− |
高積雲 |
− |
高層雲 |
− |
乱層雲 |
− |
層積雲 |
− |
層 雲 |
− |
積 雲 |
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積乱雲 |
− |
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