気象予報士学科試験の模擬問題です。
興味のある方はチャレンジしてくださいね。

なお、ネットスケープでは正しく動作しません・・・。
ご了承ください。
★★2004年12月17日最終更新★★

第1回学科模擬試験 トライアル15

15 点満点 ( 合格点 12 点 )

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問1 気塊Aを測定したところ、温位が303K、相当温位が339Kでした。この気塊の混合比として正しいものは次の(1)〜(5)のうちどれですか。
10.9g/kg
11.4g/kg
11.9g/kg
12.4g/kg
12.9g/kg
問2 地球大気について述べた次の文章の空欄(a)〜(c)を埋める語句の組み合わせ(1)〜(5)のうち、正しいものを1つ選びましょう。

 窒素分子の分子量が28、酸素分子の分子量が32、水蒸気の分子量が18、アルゴンの分子量が40であるとすると、乾燥空気の平均分子量は(a)となり、(b)の分子量に近い。(a)の値は、高度約(c)kmまでほとんど変化しない。
(a)33 (b)酸素 (c)150
(a)33 (b)窒素 (c)80
(a)29 (b)酸素 (c)150
(a)29 (b)窒素 (c)150
(a)29 (b)窒素 (c)80
問 3 巨大雷雨について述べた次の文章の空欄(a)〜(c)を埋める語句の組み合わせ(1)〜(5)のうち、正しいものを1つ選びましょう。

 巨大雷雨の発生は、成層の不安定度と風の(a)の大きさに大きく依存する。この2つの変数を組み合わせた無次元のパラメタとして、(b)がある。(b)は、風の(a)と(c)の関係にあり、(b)が小さくなるほど組織化された対流システムが生じやすい。特に、(b)<40においては、(d)が発生しやすい。
(a)鉛直シアー (b)ショワルター安定指数 (c)逆比例 (d)マルチセル型雷雨
(a)鉛直シアー (b)バルクリチャードンソン数 (c)逆比例 (d)スーパーセル型雷雨
(a)鉛直シアー (b)バルクリチャードンソン数 (c)正比例 (d)スーパーセル型雷雨
(a)水平シアー (b)バルクリチャードンソン数 (c)逆比例 (d)マルチセル型雷雨
(a)水平シアー (b)ショワルター安定指数 (c)逆比例 (d)スーパーセル型雷雨
問 4 エアロゾルに関する次の(a)〜(d)の記述の正誤について表した(1)〜(5)のうち、正しいのはどれですか。

(a)大気中に浮遊している微粒子をエアロゾルといい、3種類に分けられる。そのうち、半径0.2〜1μmのものを大核という。
  
(b)エアロゾルのうち、最も数の多いものがエイトケン核であるが、質量から言えば、大核がエアロゾルの大部分を占めている。

(c)水溶液の飽和水蒸気圧は純粋な水のそれより低い。

(d)吸湿性のよいエアロゾルほど雲粒を生成させる働きがある。
すべて正しい
(a)のみ誤り
(b)のみ誤り
(c)のみ誤り
(d)のみ誤り
問 5 円筒形の水槽に水とわずかな牛乳を入れ、光を当てて、どのように見えるか実験を行いました。この結果について述べた次の文章の空欄(a)〜(c)を埋める語句の組み合わせ(1)〜(5)のうち、正しいものを1つ選びましょう。

 牛乳は、非常に小さな脂肪粒が多数混ざっているため散乱強度が強く、(a)を起こし、液が白く見える。そのうちのわずかを水槽に加えると、散乱強度が弱まり、大気中の(b)や(c)を再現することができる。この水槽では、Aの角度から見ると(b)が、Bの角度で見ると(c)が再現できる。
(a)単レイリー散乱 (b)青空 (c)夕焼け
(a)ミー散乱 (b)青空 (c)夕焼け
(a)多重レイリー散乱 (b)青空 (c)夕焼け
(a)ミー散乱 (b)夕焼け (c)青空
(a)多重レイリー散乱 (b)夕焼け (c)青空
問 6 台風と低気圧について述べた(a)〜(d)の記述のうち、正しいものはいくつありますか。

(a)理論上、乾燥空気においても温帯低気圧は発生・発達する。

(b)理論上、乾燥空気においても熱帯低気圧は発生・発達する。

(c)夏場は傾圧性が弱く、温帯低気圧の発達があまり見られないことが多い。

(d)台風が衰弱し、温帯低気圧になった後に、風速15m/s以上の強風域が拡大することがある。
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問 7 次のうち、気象業務の許可を受けているものが気象業務法で、認可を受けなければならないのはどれですか。
予報業務を1ヶ月間休止する場合。
独自の注意報・警報を発表する場合。
新たに気象予報士を雇用する場合。
社長が変わる場合。
会社の発展とともに予報業務を拡大する場合。
問 8 次のうち、気象予報士試験に合格しても、直ちに気象予報士として登録できないのはいくつありますか。

  (a)1年前に速度超過で反則金を納入している。
  (b)5年前に気象業務法で罰金刑を受けた。
  (c)不正な手段で試験を合格した。
  (d)気象予報士試験に合格してから2年以上登録をしていない
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問 9 2004年9月より、新しいメソ数値予報モデルが導入され、精度の向上がはかられました。これについて述べた次の(a)〜(d)の記述において、正しいものはいくつありますか。

(a)これまで計算時間の短縮のため行われていた静力学近似のモデルは1000kmオーダーのスケールは的確に表現できるが、積乱雲クラスのオーダーでは誤差が大きくなる。

(b)集中豪雨をもたらす積乱雲をさらに精度よく表現できるよう、今回のモデルでは格子間隔は5kmとなった。

(c)新しいメソ数値予報モデルでは、上昇流を精度よく表現されており、非静力学近似となっている。

(d)これまでのメソ数値予報モデルでは、凝結した水蒸気は直ちに降水となりすべて地面に到達する計算となっていた。
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問 10 気象観測について述べた次の(1)〜(5)の記述のうち、正しいいのはどれですか。
アメダスの雨量測定は、転倒ます型雨量計を用い、定時になると、目視により数値を読み取ってデータを送信する。
視程1km未満で並の降水(雨)が見られる場合、「天気」は、雨と記録される。
レーウィンゾンデは、小型の風速計を搭載しており、高層の風向風速を知ることができる。
現在、高層気象観測は、等圧面天気図の作成にのみ利用されている。
アメダス雨量計によって集中豪雨の見逃しは皆無になった。
問 11 図のように、P点を中心に観測点A、B、C、Dがあります。各観測点からP点までの距離はすべて25kmです。A点・B点の風のy成分をそれぞれ10m/s、12m/s、C点・D点の風のx成分をそれぞれ13m/s、11m/sとするとき、(1)〜(5)のうちP点について正しいことを述べたものを1つ選びましょう。
P点の渦度は8×10-5で、高気圧性
P点の渦度は-8×10-5で高気圧性
P点の渦度は-8×10-5で低気圧性
P点の渦度は8×10-5で低気圧性
P点には回転成分が見られない。
問 12 とある民間気象事業所に、一般の方から次のような問い合わせが入りました。

「予報は雨ですが、降水確率が50%だというので雨の降り方は弱いと思い、自転車で通勤したら激しい雨で濡れてしまった。このようないい加減な予報は出さないでほしい。」

これに対し、気象予報士Aさんは以下のような回答を行いました。
この回答文の空欄(a)〜(c)にあてはまる適切な語句の組み合わせを次の(1)〜(5)の中から1つ選びましょう。

「○○さまへ
 私どもが提供する情報で不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。降水確率は、予報対象地域における、(a)mm以上の雨が降る確率であり、確率が高くなるほど(b)。しかし、この降水確率の中には雨の強さや量は含まれておらず、(c)。降水確率という情報にはこのような特性があることをどうかご理解ください。」
(a)1 (b)雨が降りやすくなります (c)雨の強さと確率は関係ありません
(a)1 (b)広い範囲で雨が降ります (c)雨の強さと確率は関係ありません
(a)0.5 (b)雨が降りやすくなります (c)数字と降水量には相関関係があります
(a)1 (b)広い範囲で雨が降ります (c)雨の強さと確率は関係ありません
(a)0.5 (b)雨が降りやすくなります (c)数字と降水量には相関関係があります
問 13 台風について述べた次の(a)〜(d)のうち、正しいものはいくつありますか。

(a)台風の風ベクトルのうち接線速度は摩擦がなくなる境界層上端で最大である。

(b)台風の風ベクトルのうち、動径速度は境界層内で最大である。

(c)台風の風速は中心で弱く、中心からある距離で最大になる。

(d)台風の中心付近では周りの空気よりも気温が高くなっている。
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問 14 次の(a)〜(d)の行為のうち、気象予報士でなければ行うことができないのはいくつありますか。

(a)気象予報士試験対策講座の講師を務める

(b)ホームページに独自の天気予報を発表する

(c)数値予報の研究で行った予報成果を学会誌に掲載する。

(d)キャスターとして、独自で解析したピンポイント予報をテレビで発表する
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問 15 気象災害について述べた次の(a)〜(d)の記述のうち、正しいものはいくつありますか。

(a)台風の進行方向左側は可航半円と呼ばれ、進行方向右側より強い風が吹くことはない。

(b)温暖前線で、暖湿気流の流入が活発である場合、積乱雲を生じ、大雨に注意が必要となる場合がある。

(c)冬型の気圧配置時、北西の季節風が中央山脈を超え、太平洋側に吹き降りる際は、風上側の空気が非常に低温であるため、目立った昇温とならないのが普通である。

(d)大雨で河川の氾濫等危険が迫った場合、気象庁長官は該当地域に避難勧告や避難指示を出すこととなっている。
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結果:



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