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☆わぴちゃんのブログ☆
草花・昆虫、雲の話題など、
「身近な自然の小さな発見」を
テーマに頑張ってます☆★


氷柱(つらら)

別名垂氷(たるひ)/銀竹(ぎんちく)
国際通用名:icicle
わぴちゃん流遭遇率・・・★★★★☆(冬季限定)


ポタポタと滴る水が徐々に凍り、
柱状、針状の氷となって垂れ下がったもの。

シモバシラ等の植物の枯れ枝にできる
白い氷を指す氷柱現象については
こちらをご覧くださいね

上からポタポタと滴る水が徐々に凍って、
柱状の氷になって垂れ下がったものを
つららと言い、氷柱の字が当てられています。

古くは
垂氷(たるひ)とも言い、また、そのすがたから、
銀竹(ぎんちく)という素敵な俗称もあります。

北国の積雪地帯では非常にポピュラーな現象で、
屋根の積雪から滴る水によってできたつららが
軒先にいくつもぶら下がっているのをよく見かけます。
時に長さが1m以上にも達することがあります。


【写真1】積雪面から垂れ下がるつらら(2006年1月26日 福島県会津若松市)


【写真2】トタン屋根にできたつらら(2010年2月13日 山梨県山中湖村)

つららは木の棒でつついて落下させたり、また、
これでちゃんばらごっこをする等、子どもたちの遊び道具にもなります。
また、つららを落として砕けたときの独特の金属音も美しいものです。


ただし、つららは先が尖って硬いため、
落下したつららが刺さって怪我をしたり、
窓ガラスを割ってしまうこともある
危険因子なので気をつけてね。

積雪面に限らず、常時水がポタポタと滴る場所で、
冬に氷点下になる場所であれば、
つららが発生する可能性が高いです。

例えば、山間部のちょっとした崖で、
いつも水が滴っているような場所では
厳冬期に行くと、つららが大きく
発達しているのを見かけます。



【写真3】大きいものは1m近くの長さに(2010年2月13日 山梨県道志村)


【写真4】崖からしみ出た水によるツララ(2009年1月16日 茨城県常陸太田市)

こうした崖を滴る水や、ちょっとした滝や渓谷のような場所でできるつららは、
時に大きく発達して壮大な景観を作ることがあります。
それらは
氷柱群(滝によって生じる場合は氷ばくと言います。)と呼ばれ、
全国各地で観光名所となっています。


白川の氷柱群(長野県木曽町)や
三十槌の氷柱(埼玉県秩父市)等、
氷柱群の観光スポットが全国に存在するよ。


また、立派なものではありませんが、
水分の多い雪の場合、木の枝に積もった雪等から水が滴り、
ちょっとしたつららができることもあります。

ただ、この場合のつららはもろくて壊れやすく、
また、先もあまり尖らず、せいぜい発達して15cm程度のものです。




【写真5】木の枝の雪からのツララ(2010年2月13日 山梨県上野原市)


【写真6】強風により曲がったツララ(2010年2月2日 茨城県坂東市)



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